低用量ピル

低用量ピルには女性ホルモンが含まれており経口避妊薬とも呼ばれ、毎日服用することで排卵を抑え、子宮内膜の増殖も抑えます。
正しく服用していればほぼ100%確実に避妊ができます。
月経を整えたり月経前症候群の症状を和らげる効果もある一方副作用もあるため 初回は必ず内服の説明を受けていただきます。
副作用:飲み始めて間もない2週間~1ヵ月程度は、嘔吐・吐き気、頭痛、不正出血などがみられることがありますが、これらは飲み続けていくうちに次第に治まります。喫煙は血栓症の発症リスクを高めると言われているので、服用期間中は禁煙をしてください。
避妊効果が得られても性病を予防するわけではありませんので、避妊具を使用するなどの対策は必要です。服用後は半年に1回血栓確認等のための血液検査が必要となります。
ミレーナ(子宮内避妊器具)
子宮内に器具を挿入します。子宮の中で黄体ホルモンを持続的に放出する子宮内避妊システムです。有効期間は5年間です。
避妊目的に使用する場合は保険適応はありません。
副作用:装着後は不正出血が続くことがあります。まれに自然に抜けてしまうことがあります。装着後1か月、3か月、半年、1年と定期検診を受診していただく必要があります。
緊急避妊(アフターピル)
緊急避妊を希望の場合、避妊をしなかった性交後72時間以内に緊急避妊用ピルを内服する必要があります。心配な方は来院ください。
ただし、正しく服用したとしても100% 妊娠を回避することはできません。
月経移動
試験、旅行、結婚式など大事なイベントに月経が重なってしまうのが心配な場合、ピルを内服することで月経開始日を移動させることができます。
月経開始を遅らせたい方
次回月経開始予定日の5日前までに受診してください。
月経開始予定日の5日前から内服し(1日1回1錠、同じ時間帯に飲む)、月経を遅らせたいとする日まで服用しつづけます。その後、服用を止めてから2~3日後に月経が始まります。
次の月経を早めたい場合

早めたいとされる月経の周期のひとつ前にあたる月経が始まる前にご受診ください。そしてひとつ前の月経が始まって3~5日目の間にピルを内服(1日1回1錠、同じ時間帯に飲む)します。この状態を短くても10日間は続けます(長くても2週間)。服用を止めてから2~3日が経過すると出血がみられるようになります(月経の開始)。
血栓症の既往歴のある方、喫煙者(ヘビースモーカー)、妊娠の可能性がある方、肝臓の悪い方は服用することができません。また禁忌薬もありますので、普段から何らかのお薬を服用されている方は、医師にお伝えください。

費用
低用量ピル | |
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初診カウンセリング | 3,000円(税込) |
トリキュラー | 3,000円(税込)1シート |
マーベロン | 3,000円(税込)/シート |
ファボワール | 2,500円(税込)/シート |
ラベルフィーユ | 2,500円(税込)/シート |
ピル採血(半年に1回) | 3,000円(税込)(肝機能、脂質、Dダイマー) |
※初診時のみカウンセリング料がかかります
ミレーナ | |
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ミレーナ挿入 | 70,000円(税込) ※初診料、診察料込 |
緊急避妊 | |
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緊急避妊用ピル(レボノルゲストレル) | 10,000円(税込) ※初・再診料込 |
月経移動 |
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4,000円(税込) ※初・再診料込 |